2012/01/30
1月19日(木)から22日(日)の4日間にわたり、ポルシェクラブ六本木スポルトファーシューレ6 WINTER TRAINING at 八千穂レークを実施しました。
タイヤのグリップが極限まで減らされている氷上でのドライビングは、ドライバーの操作がストレートに車の挙動にあらわれてきます。
一切ごまかしの効かない状況下で、いかに自分の運転が雑なものだったのかを認識できる貴重な体験です。
現在の高いグリップ力を持つタイヤでは相当に高いスピード域でしか体験できない状況を、時速20-30km程度の安全な速度で体験できるこのトレーニングは、ポルシェクラブ六本木のイベントの中でもとても人気の高いもののひとつです。
また今回は同じドイツからニコ・カストラップさんにも来ていただきました。
ニコさんはまだ23歳の工学部の大学院生ですが、フォーミュラーのドライバーでかつインストラクターとしても活躍しています。
今回のイベントを手伝うために初めて日本に来てくれました。さわやかで気持ちのいい好青年です。
参加者はみな愛車を駆って、いかに車の挙動を安定させて美しくドリフトをするか、繰り返し繰り返し車を走らせます。
単調に思えますが、なかなか思い通りにいかず、一回うまくいってもそれを安定して繰り返すことが出来ないので、一心不乱に走り込んでいます。
このウインタートレーニングはドリフトに失敗して、インに巻き込んでもアウトに膨らんでも雪が積もっているだけですから、車にダメージを与えることはなく、安心してドリフトにチャレンジできます。
綺麗に長いドリフトを決めることが出来た時はとても大きな達成感が得られます。
ヘッドライトの明かりもあるので、想像するよりも走りやすい環境です。
走っても走ってももっと走りたくなる、当イベントではほとんどの参加者が休むことなく最後まで走り続けていました。
今回、1月の八千穂レイクにしては気温が高く、また夜には湿った雪が降ってしまう状況でした。
気温が高いと氷が十分に固まらず、一部氷と氷の隙間から水がしみ出てくる箇所もあり、それらを避けてコースレイアウトを決めていく毎日でした。
うっかり者の参加者は、なんと愛するポルシェの窓を一晩開けっぱなしのままにしてしまいました。
その晩は比較的雪も風も少なかったので、シートの端に少し雪が積もるくらいでしたが、他の参加者から爆笑されてしまったのは言うまでもありません。
最終日の日曜はついに湖への入り口部分の氷が融けてきてしまい、危険と思われる状況になってしまいました。
八千穂レイク管理者の方とスタッフで様々な可能性を検討しましたが、最終的にはトレーニングを断念せざるをえないという結論になりました。
非常に残念でしたが、人間の思い通りにはならない自然を相手に行うイベントですので、いたしかたありません。
それでも元気な参加者は、ボルクス・アオトスの吉田さんが持ち込んだ四輪バギーで雪上走行を楽しみました。
荒々しくパワーあふれるバギーでの雪上走行は、ポルシェとはまた違った楽しさがあり、大騒ぎで走りまわっていました。
この氷上イベントは八千穂レイク周辺の皆さま方のご協力の上になりたっています。
この場をかりて、皆さまに感謝の意を表したいと思います。
まずは府中市 市民保養所「やちほ」さんです。
先発隊が宿泊し、美味しいお食事とあたたかいサービスをいただきました。
カウフマンさんもニコも大満足でした。
メインの宿泊先、「小海リエックス・ホテル」さんです。
源泉かけ流しの温泉「星空の湯 りえっくす」があり、一日中のトレーニングで疲れた参加者の身体を癒してくれました。湯上り後のアイスクリーム無料食べ放題もあります。
キャンドルトレーニング終了後の遅い時間の夕食などにも快く対応していただくなど、とてもお世話になりました。
レストハウス「ロッヂ・八ヶ嶺」さんです。
今回は土曜のお昼をこちらで用意していただきました。
がっつりボリュームのあるとんかつで、一日中氷の上を走る参加者のおなかを満足させてくれます。
とても暖かい部屋で、食堂のわきに畳があるので、食後の一眠りをする人もいました(笑)。
ウインタートレーニングではいつもお世話になっている、レストラン「ハーモナイズ」さんです。
土曜以外のお昼はここでお世話になりました。
繊細な味付けのとても美味しいお食事をいつも提供してくれます。
また、八千穂レイク管理棟への飲み物や食べ物の用意もしていただき、いくら感謝しても足りないくらいお世話になっています。
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