ニュルブルクリンク体験記2015年秋(2)

2015/11/23

毎年、春と秋にニュルブルクリンクで行われている、世界トップクラスのドライビングスクール 「スクーデリアハンセアート」に、ポルシェクラブ六本木は今年も参加しました。

 

(ポルシェクラブ六本木はスクーデリアハンセアートの日本の受付窓口になっています。日本語のホームページはこちら

 

今年、秋の開催は2015年8月末から9月初めにかけて行われましたが、参加したニュル初体験メンバーの体験記を3回に分け、今回は2回目を掲載いたします。


突然の訪独紀行(その2)

by S.Y. Porsche Club Roppongi


2日目は快晴、前日同様にコースを区切ってのセクショントレーニングで反復練習は英語でレクチャーを受けたのですが、悲しいかな2割くらいしか理解できず、後は作り笑顔で「OK」 


日本から同行した他の友人に「みんなの中で一番うまかったよ」 と言われ大いに気を良くし、無事2日目を終えることができました。




カリキュラムでセクション毎に行われるトレーナーの英語のアドバイスより、ニュルブルクリンクを経験している友人のアドバイスの方が、ブレーキとアクセルのポイントと使い方が良く解り、走行ラインが滑らかになったことを付け加えます。 

 

快晴の下、連続する各コーナーはスリルに富み面白く、緑豊かな美しい周囲の森、落書きのペイントだらけのコースとガードレールのマッチングもどういうわけか、ニュルブルクリンクの森にとけ込み格好よく見えたのですが、日本にはないコースに対する羨望でしょうか? 


 

直線の下りから、急な上りは頂上の先が見えず、思わずアクセルを戻す場面を「エイッ」とアクセル開け走り抜ける、こんなことは日本のサーキットで経験できない面白さ?で、F458やAMGと緊張の混走があったり、単純に表現するとヨーロッパ中のお金持ちが、運転技術の向上のため、ニュルブルクリンクに集い、 そんな中に東京のチビメガネの零細自営業者が、どこでどう間違えたのか言語も分からず参加してしまった。 という図式のようでした。 

本当はこの辺で、「格好良いところ」を見せたかったのですが・・・・ !



3日目、午前中は前日2日間と同じトレーニングの後、午後からスキルコンテストです。 


速さではなく、ブレーキとアクセルの適正さ、走行ラインと安全性が問われるテストランです。 


 

ピットレーンから1分間隔でスタートし、グランプリコースとノルドシュライフェを合わせた全コースは前車との間隔が1.5km程になり、この間隔を維持すれば一人で占有走行できるわけで、緊張より喜びが大きく、全長約25kmのニュルブルクリンクのフルコースを大いに楽しむことができました。 

 

結果として、入賞は出来ませんでしたが、次回は空冷ポルシェで是非走ってみたいです。