2016/02/06
毎年、春と秋にニュルブルクリンクで行われている、世界トップクラスのドライビングスクール 「スクーデリアハンセアート」に、ポルシェクラブ六本木は2015年も参加しました。
(ポルシェクラブ六本木はスクーデリアハンセアートの日本の受付窓口になっています。日本語のホームページはこちら)
世界最高峰のドライビングスクール 「スクーデリアハンセアート」での、ニュル初体験メンバー体験記3回目、最終回です。
ドイツの文化、そして直面する大きな問題に思いをはせます。そして、たくさんの出会いと感謝 ・・・
突然の訪独紀行(その3)
by S.Y. Porsche Club Roppongi
大きな資産がなければ、ポルシェやメルセデスというブランドカーは もしかしたら、出来なかったのではないか?・・・・否、であれば、日本は永久にクルマ作りでドイツを越えられないのか? という疑問が・・・・
これに対する答えは今後の課題として、機会と予算があれば再び訪れてみたいニュルブルクリンクです。
アウトバーンやサーキット、原発全廃も含め参加者や町中のレストランで質問すると、その回答に自信と誇りを持っていますし、政府も積極的に情報を公開し、国民も政府に信頼を置いています。
政策においてユーロ圏で一人勝ちと言われていますが、内情を聞くと日本とはまた違う問題があるようです。
例えばキリスト教徒は教会税がかかり、若者にはその負担が大きく、教会を離れる人が増えて、今後教会を維持することが難しくなる可能性があるとか、原発全廃はすでに決定していても、現在の生活水準を維持するため原発大国の隣国フランスから電力を大量に買わざるを得ず、 現実を考えたとき果たして全廃に値するのか。
そして今、大きな問題となっている難民について、現在ドイツは好景気で労働力不足を補うために難民を雇用していることで、何百万人もがドイツの入国を希望している現実、難民だけでなく、周辺国からの移民も加わり、テロリストも混じっているかも知れないという不安・・・・
二次大戦中のユダヤ人虐殺の歴史を蒸し返されないため、国は難民の受け入れを表明しているが、国民感情からすると、「もうこのへんで良いのではないか」との意見もあるようです。押し寄せた難民は今は静かにしているが、認定されると個の主張が強くなり、雇用や治安の心配などが生じるのではと国民の不安は大きくなりつつあるようです。
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