スポルトファーシューレ(Sportfahrschule)
“スポルトファーシューレ” ちょっと聞きなれないかもしれませんが、世界中のポルシェ愛好家には長年親しまれてきた名称で、“スポーツドライビングスクール” のドイツ語です。
「ポルシェクラブ六本木」 はビギナーからベテランまで層は厚く、それぞれの皆さんが参加し楽しんで頂けるイベント開催が目的です。
特にビギナーの方には経験豊富な理事が同乗をして、ポルシェの特性であるRRの荷重移動を体現し、アクセル、ブレーキング、ハンドリングの感覚を体全体で覚え安全にポルシェを楽しんで頂くことに目標を掲げています。 そして参加された皆さんの人と人のつながりを大切にしています。
“スポルトファーシューレ” は開催ごとに体系化したドイツ式のカリキュラムを取り入れ、毎回テーマを設定し開催しています。
具体的には富士スピードウェイ レーシングコース、またはショートサーキットにおいてひとつのコーナーあるいは、各セクション毎の走り方に重点を置き、座学、実地走行、その後各参加者の走行分析、評価などを行います。
トラックディ(TRACKDAY)
ポルシェクラブ六本木では、年に一回、富士スピードウエイ本コースを丸一日(もしくは二日)占有したドライビングスクールを開催しています。
スポルトファーシューレのレギュラー講師である、津々見友彦校長、GTレーサー余郷敦氏。
ニュルブルクリンク24時間耐久レースの常勝チーム「マンタイレーシング」から総帥オラフ・マンタイ氏やチーフメカニックのウーヴェ・フルーク氏。
ドイツ耐久レース・マイスターのウォルフガング カウフマン。
日本でもおなじみのGTレーサーのミハエル・クルム氏。
などのスペシャルな講師陣をポルシェの本場ドイツから招聘して開催します。
2011年2月の開催時には初めての試みとして4時間耐久リレーを行うなど、サーキットでポルシェを思う存分堪能できるイベントです。
スポルトファーシューレ海外版 ニュルブルクリンク
スクーデリア ハンセアート(SCUDERIA HANSEAT)
ポルシェクラブ六本木は、ドイツはニュルブルクリンクで開催されるドライビングスクール「スクーデリアハンセアート(Scuderia Hanseat)」の日本の窓口です。
年に2回、世界一難しいサーキットと言われるニュルブルクリンクを4日間に渡り貸切り、ドライビングレッスンが開催されます。
F1が開催されるコースに加え、全長24kmのオールドコース「ノイドシュライフェ」を練習コースとし、運転技術を体得します。
2009年は世界23カ国から総勢120名が集い、ポルシェクラブ六本木からは総勢11名の受講者とそのご家族が参加し、世界一のドライビングレッスンを堪能しました。
ツーリング(Touring)
会員間の親睦を深めるため、スポルトファーシューレの目的である「公道で安全にコントロールする」ため、定期的にツーリングを開催しています。
2008年度は、2008年度の総会を兼ねて裏磐梯へ、2009年度は北陸は能登へツーリングに出かけました。
ウィンタートレーニング(Winter Training)
えーっ、雪の上でポルシェ?と思われる方が多いと思いますが、ヨーロッパでは思いのほか多くの911をスキー場で見かけます。
実は、RRで駆動輪に十分なトラクションがかかるポルシェは雪道も得意な車なのです。
注意しなければならないのはアクセルワークです。日頃、ハイパワーのポルシェをコントロールしていると思いがちですが、それはハイグリップタイヤに頼っていることが多いのです。
ついついラフになりがちなアクセルワークですが、本来はサーキット走行でもその重要性を認識し、繊細なアクセルワークが求められるのです。それを体得するためにはミューの低い雪上でのトレーニングが最適です。
当イベントは、長野県蓼科高原の女神湖にフィンランドロバニエミに設営されていると同等のラリードライバー育成用コースを再現します。
海外よりインストラクターを招聘し、二日間皆さんの指導にあたります。
万一コースアウトしてもそこは新雪の壁、雪が舞うだけでクルマへのダメージはまずありません。